リサとミライの、DTMer養成奮闘記

DTMって「ナニ?」

DTMの大まかな意味や実際どんなことをしているのかについて、簡単に説明します

令和○年ある日の午後。リサは偶然推しのアイドルが表紙を飾っている雑誌を見つけた。

そこには「ガストが伝えるDTMの裏技集 モットーミュージック」と書いてある。

「えっ?彼がDTMってのをやってるの?」リサは小さく呟くと、急いで小銭を払い家に帰った。

「リサ!もう夕食よ!!早く降りてきなさいっ!!ずっと部屋に籠ってるんだから・・・」母に促され食卓につくリサ。彼女は頭の中で呟いていた。

「彼がDTMってのをやって、あの曲を作ったのは分かった!!でも・・・」

その雑誌には、裏技とかソフトの細かい使い方とか書いてあったのだが、パソコンは学校で触るくらいの彼女には理解不能な呪文っぽく聞こえてしまう。

明日は日曜日。推しアイドルが同じ、友達のミライとお出かけの約束がある。

翌日、リサは煮え切らない気持ちのまま渋谷でミライと会っていた。

DTMの意味

話し込むふたり。

リサ

DTMって音楽作ったりとかカッコよさげだなって思うけど、結局ナニ?

ミライ

そうだねー。。。DTMってデスクトップミュージック(Desk Top Music)のことなんだけど、机の上で作る音楽ってところかな

ミライはこう見えても自分で曲を作ることを趣味としている、珍しいタイプの大学生だ。

リサ

じゃあ、机で五線譜とペンとピアニカとかで曲作ってもDTM?

ミライ

それもアリだと思うけど、、、他の人に直接聴かせられないよね。だからやっぱ聴いてほしいし、パソコンで曲作る方が絶対いいよ!!

リサ

パ・ソ・コ・ン、かぁ・・・

先日パソコンの試験で正解率21%を叩き出したリサの頭の中では葛藤が続いていた。しかし「推しの彼と同じ空気を吸いたい!!」という彼女の強い妄想が、苦手意識をどこかへ押しやってしまう。

「私もDTMとかやるっ!!ねぇミライ、教えてくれる?そんでガストと会えたらさぁ、サインも貰ってきてあげるから!!」

「そ・・・そぉ。うん、わかった」押しに弱いミライは少しため息をつきながら了承した。

ため息の意味

ミライは移り気なリサの心配もしていたが、それよりも「DTMって、意外に準備がメンドく・・・しかもお金がかか・・・」と心の中で思っていた。

実際にある程度のことをやろうと思ったら、どうしたってパソコンあった方が便利だし、音を聴くわけだからスピーカーとかヘッドフォンあった方がいい。

もちろんソフトだって必要だし、パソコンも「なんでも良い」というわけでもない。ついでにキーボードみたいなのがあったら、その方が便利。

ミライ

う、うん。じゃあ説明するから、簡単にね。(あとバイトも覚悟しといてよ)

DTM あると便利なもの

「とりあえず、あると助かるものリストって作ってみたから」

ミライはリサにLineを送った。そこには・・・

DTM 揃えた方がいいっぽいもの
  • 軍資金(バイトで稼ぐ)
  • パソコン(親のPCでもMacでもいい。古過ぎないもの)
  • ソフト(DAWっていうもの)
  • ソフト(楽器の代わりとかになるもの)
  • スピーカーとかヘッドフォンとか(できればスピーカー)
  • MIDIで繋げれるキーボード
  • オーディオインターフェース(説明がむずい・・・)
  • マイクとか(歌うなら)
  • 根性!!(頑張れ!!)

とりあえずだ、とりあえずこんなところが必要なのだ。

そして追伸がきた。

DTMってこんな感じだよ
  • 自分の演奏とか歌とかをパソコンのソフトに録音する。
  • いろんな楽器を設定してどんどん録音して、録音したものを「せーのっ!!」で一緒に再生する。
  • 繰り返していくと、だんだん曲になる。
  • 出来上がったら、バウンスしてCDとかApple Musicみたいなのにして聴いてもらう。

わかる?

よくわからなかったリサだが、ここで「わからんっ!!」と言うのは悪い気がした。

リサ

ありがと。なんとなく分かった・・・から、今度詳しく教えて!!

とりあえず、バイト頑張るから

こんな感じでDTMの世界に飛び込もうとしている一人の学生がいるってこと、心の片隅にでも覚えておいて下さいね。

いよいよ、リサとミライの奮闘記がはじまります。

果たして、推しアイドル「ガスト様」に会うことはできるのでしょうか?